2025年、日本大型株ファンドの49%がベンチマークを下回る S&P DJIがSPIVA日本スコアカード発表

投資

2025年の市場動向とアクティブ運用ファンドのパフォーマンス

2025年は、日本のアクティブ運用マネージャーにとって厳しい投資環境となりました。6つのファンド・カテゴリーのうち5つのカテゴリーにおいて、80%以上のアクティブ運用ファンドが各ベンチマークをアンダーパフォームしています。唯一の例外は日本の大型株カテゴリーであり、ベンチマークをアウトパフォームしたファンドがわずかに過半数を超え、2017年以降で最高の相対パフォーマンスを記録しました。しかし、長期的な視点では、依然として厳しい状況が続いており、2025年12月末までの15年間では、全てのカテゴリーにおいて大多数のアクティブ運用ファンドがベンチマークをアンダーパフォームしています。

各ファンド・カテゴリーの主要な結果

  • 日本の大型株ファンド: S&P/TOPIX 150指数は2025年に25.0%の大幅な上昇を記録しました。アクティブ運用の日本の大型株ファンドは、均等加重ベースで25.4%、資産加重ベースで23.9%の平均リターンとなりました。このカテゴリーでは、49%のファンドがベンチマークをアンダーパフォームし、これは2017年以降で最も低い割合です。しかし、投資期間が長くなるにつれて、ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合は上昇し、10年および15年の期間では80%を上回っています。

  • 日本の中小型株ファンド: 日本の中小型株カテゴリーでは、ベンチマークが大幅に上昇する中で、ベンチマークをアンダーパフォームしたアクティブ運用ファンドの割合が80%に達し、2014年以降で最悪の結果となりました。長期期間では相対的に良好なパフォーマンスを示し、10年および15年の期間では、アンダーパフォームしたファンドの割合はそれぞれ62%および68%でした。

  • グローバル株式ファンド: S&P ワールド指数は日本円ベースで21.7%の上昇となりましたが、グローバル株式ファンドの平均リターンは、均等加重ベースで15.0%、資産加重ベースで13.9%にとどまりました。2025年には、グローバル株式ファンドの87%がベンチマークをアンダーパフォームし、10年および15年の期間では全てのファンド(100%)がベンチマークをアンダーパフォームしています。

  • 米国株式ファンド: 日本籍の米国株式ファンドは2025年に厳しい状況に直面し、89%のファンドがベンチマークをアンダーパフォームしました。これは全てのカテゴリーの中で最も高い割合です。資産加重平均リターンは9.1%にとどまり、日本円ベースで17.6%となったS&P 500®を大幅にアンダーパフォームしました。

  • 国際株式ファンド: 国際株式ファンド・カテゴリーでは、88%のファンドがベンチマークをアンダーパフォームしました。ファンドの資産加重平均リターンは16.9%にとどまり、日本円ベースで21.5%となったS&P ワールド(日本を除く)指数を大幅にアンダーパフォームしました。投資期間が長くなるにつれて、ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合は上昇し、10年および15年の期間では100%に達しています。

  • 新興国株式ファンド: 新興国株式ファンド・カテゴリーでは、88%のファンドがベンチマークをアンダーパフォームしました。このカテゴリーでは、新たなベンチマークとしてS&P 新興国プラス指数が採用されています。新興国株式ファンドの資産加重平均リターンは23.8%となり、日本円ベースで31.9%となったS&P新興国プラス指数を大幅にアンダーパフォームしました。ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合は、10年および15年の期間で100%に達しています。

まとめ

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの指数投資戦略のアジア太平洋地域のヘッドであるSue Leeは、2025年が日本のアクティブ運用マネージャーにとって厳しい投資環境であったと指摘しています。特に長期的な視点では、多くのアクティブ運用ファンドがベンチマークに劣後する結果となっています。

各ファンド・カテゴリーの包括的なデータ及び分析については、S&P DJI SPIVA日本スコアカードを参照してください。

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