7割超の投資家が生成AIを活用、企業分析や銘柄選定が主な用途
個別銘柄で300万円以上の株式投資を行い、直近1ヶ月以内に生成AI(ChatGPT、Claude、Geminiなど)を使用している投資家493名を対象とした調査では、73.3%が株式投資において生成AIを活用していると回答した。このうち、「頻繁に活用している(週に複数回以上)」が28.2%、「時々活用している(週に1回程度)」が30.6%を占めている。


生成AIの主な活用用途としては、「企業の成長戦略や事業内容の理解」が50.4%で最も多く、次いで「銘柄選定・スクリーニング(投資候補の絞り込み)」が47.6%、「財務分析(売上、利益、キャッシュフローなどの分析)」が46.0%となった。

生成AIとの対話を通じて、実際に株式の購入や売却といった投資行動を起こした経験がある投資家は89.2%に上り、そのうち半数以上(53.8%)が「保有銘柄を売却する判断」にAIを活用している実態が判明した。


AI活用で「想定外の銘柄との出会い」も、一次情報との照合は課題に
生成AIを活用する投資家の87.3%が「想定外の銘柄や投資アイデアとの出会い」を経験している。AIの回答や分析の精度については、66.4%が「非常に高精度で信頼できる」または「ある程度高精度で参考になる」と評価しており、特に「多角的な視点からの分析」や「複雑な財務データのわかりやすい解説」が高く評価されている。
しかし、生成AIから得た情報を企業のIR資料や決算説明資料などの一次情報と照らし合わせて確認している投資家は、64.7%にとどまっている。約3割の投資家が不十分な検証のまま投資判断を行っている可能性が示唆されている。

投資家の約9割が「AI対応IR」を重視、企業の情報開示に新たな基準
今後、企業のIR活動において、生成AIが適切に判断できるような積極的な情報開示(AI対応IR活動)が重要になるかという問いに対し、約9割(89.9%)の投資家が「非常に重要だと思う」(41.6%)または「ある程度重要だと思う」(48.3%)と回答した。

AI対応IR活動が重要であると考える理由としては、「AIに正確な情報がないと適切な投資判断ができないから」が45.6%で最も多く、次いで「今後、AI経由で銘柄を探す投資家が増えると思うから」が41.8%、「AI対応している企業は先進的で成長が期待できるから」が38.1%となった。

AI対応IR活動を積極的に行っている企業とそうでない企業があった場合、70.9%の投資家が自身の投資判断に影響があると回答している。「大きく影響する(AI対応している企業を積極的に選ぶ)」が22.8%、「ある程度影響する(同条件ならAI対応している企業を選ぶ)」が48.1%という結果となった。

企業に期待するAI対応IR活動としては、「成長戦略や事業計画の具体的かつ明確な言語化」が49.0%で最も多く、「投資家がAIに質問しそうな内容への先回り的な情報開示」が43.1%、「生成AIが理解しやすい形式での決算資料・IR資料の公開」が39.5%と続いている。

まとめ
今回の調査結果は、生成AIが個人投資家の情報収集・分析手法を大きく変革し、投資の民主化を推進していることを示唆している。しかし、AIから得た情報の正確性を担保するための一次情報との照合の重要性も浮き彫りになった。
企業側にとっては、生成AI時代に対応した情報開示、すなわち「AI対応IR活動」が、投資家からの評価や投資判断に直結する新たな基準となる。AIに「正しく語られるか」が企業価値を左右する時代が到来したと言えるだろう。
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