2027年卒就職活動、後半戦の人気企業ランキング発表
2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした「就職先人気企業ランキング調査」の2026年【春】(2027卒就活後半戦)の結果が明らかになりました。この調査は、1978年の開始以来49年度目を数える歴史あるランキングです。好業績と人手不足を背景とした売り手市場が続く中、早期化が進む新卒採用マーケットにおいて、学生がどのような企業を選んだのか、その詳細を解説します。
調査概要
今回の調査は、ダイヤモンド就活ナビ2027に会員登録している大学3年生と大学院1年生を対象に実施されました。有効回答数は5,520名です。2025年9月4日から2026年2月26日の期間、メール、手渡しアンケート、インターネット、イベントでの回収を併用して行われ、就職希望企業を志望順に8社まで記入し、加重集計によってランキングが作成されています。
総合商社が文理男女で圧倒的な人気を誇る
2027年卒の就職活動後半戦では、文理男女を問わず総合商社が圧倒的な人気を集めました。幅広い事業領域で安定した収益を確保し、世界を舞台に活躍するイメージが学生に強く支持されています。また、業績が好調で働き方改革や若手の待遇改善を積極的に進める業界トップ企業にも人気が集まる傾向が見られます。
文系男子ランキング:伊藤忠商事が7年連続1位
文系男子では、伊藤忠商事が7年連続で1位を獲得しました。丸紅(2位)、三井物産(3位)、住友商事(4位)、三菱商事(5位)と、総合商社がトップ5を独占しています。

大手金融機関も人気が復調しています。三井住友銀行(6位)、三菱UFJ信託銀行(8位)、大和証券グループ(9位)、野村證券(10位)がトップ10にランクインしました。これは、マイナス金利解除後の利上げによる利ざや改善や、初任給の大幅な引き上げ、ベースアップといった若手社員の待遇改善が学生に評価された結果と考えられます。森ビル(7位)もトップ10に入りました。
理系男子ランキング:三井物産が7年ぶり1位
理系男子では、三井物産が7年ぶりに1位に輝きました。丸紅(2位)、伊藤忠商事(3位)、三菱商事(4位)、住友商事(5位)と、こちらも総合商社がトップ5を独占しています。

DXの加速により理系採用意欲が高まる中、総合商社が理系出身者の活躍の場を積極的に発信していることが、学生の人気を集める要因となっています。不動産デベロッパーで唯一トップ10に入った森ビル(6位)も、好調な業績を背景に人気を集めました。IT企業では、野村総合研究所(7位)、Sky(8位)、大和総研(9位)、伊藤忠テクノソリューションズ(10位)の4社がトップ10に入りました。
文系女子ランキング:丸紅が2年連続1位
文系女子では、丸紅が2年連続で1位となりました。伊藤忠商事(2位)、住友商事(3位)、三井物産(4位)、三菱商事(5位)が続き、総合商社の人気の高さを示しています。

大手金融機関では、三井住友銀行(6位)と三菱UFJ銀行(8位)がトップ10入りしました。女性が安心して長く働ける環境や制度が整っている点が評価されたと見られます。航空業界も高い人気を維持し、全日本空輸(ANA)が9位、日本航空(JAL)が10位にランクインしました。森ビル(7位)も上位に名を連ねています。
理系女子ランキング:丸紅が2年連続1位で文系女子との2冠達成
理系女子でも丸紅が1位となり、文系女子との2冠を達成しました。伊藤忠商事(2位)、三井物産(3位)、住友商事(4位)、三菱商事(6位)と、総合商社が引き続き上位を占めます。

不動産デベロッパーの人気も継続しており、森ビル(5位)をはじめ、三菱地所(7位)、三井不動産(9位)、NTT都市開発(10位)の4社がトップ10に入りました。全日本空輸(ANA)も8位にランクインしています。
就職活動の早期化と企業選びの多様化
今回の調査結果は、新卒採用マーケットの早期化と、学生が企業を選ぶ際の多様な視点を浮き彫りにしています。業績の安定性、働きがいのある環境、待遇改善といった要素が、学生の企業選択において重要な指標となっていることが明らかになりました。
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