キリンホールディングスが「DX銘柄2026」に選定、デジタル変革で競争力強化

投資

キリングループのDX戦略

キリングループは、長期経営構想「Innovate2035!」を策定し、「人と技術の力でイノベーションを起こし続けるCSV先進企業として世界をもっと元気にしている」をビジョンに掲げています。この構想と連動する「KIRIN Digital Vision 2035」のもと、デジタルの力で価値創出の「質」「量」「スピード」を高め、世界のCSV先進企業を目指しています。

デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)に関する詳細情報は、経済産業省のウェブサイトで確認できます。
デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄) (METI/経済産業省)

また、「KIRIN Digital Vision 2035」については、キリンホールディングスのウェブサイトで公開されています。
KIRIN Digital Vision 2035

主な取り組み事例

生成AI活用推進

キリングループでは、生成AI活用推進ロードマップに基づいた組織浸透を進めています。2025年には、個人レベルでのAI利用率がキリングループ全体で70%を超え、キリンホールディングス本社ではほぼ100%に達しました。これにより、AIによる業務代替率は10%を超えています。AIの活用推進は、風土醸成・人財育成やAI基盤といった基盤強化の取り組みと連動して進められています。

AIロードマップ

体制面では、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社を中心とした主要事業会社でDX推進組織の新設・強化と人財育成を強化しています。従業員のデジタルスキル向上プログラム「DX道場」のメイン講座は2025年までに累計5,100名以上が受講し、短時間でAI活用を学べる実践講座も新設され、2025年までに3,500回以上受講されました。

嗜好AI「FJWLA」の開発

お客様が感じる「おいしさ」(官能評価)に影響する重要成分を効率的かつ網羅的に特定できる嗜好AI「FJWLA/フジワラ(Flavor Judgment for Whole Liking Analysis)」が開発されました。この仕組みは、キリンビール主力商品「晴れ風」の2026年リニューアルにおける商品開発支援ツールとしても活用されています。

FJWLAシステム

「FJWLA」は、これまでに蓄積された消費者の嗜好調査やビール成分に関するデータを整理・分析する仕組みです。ビール中の味・香りに影響する成分のうち、改善すべきポイントを可視化することで、開発担当者の検討や議論を支援する役割を担っています。

嗜好AIに関する詳細情報は、キリンホールディングスのニュースリリースで確認できます。
嗜好AIに関するリリース

今後の展望

キリングループは、「KIRIN Digital Vision 2035」で掲げる「人がやらなくてよい仕事をゼロにする(生産性向上)」と「人と共に価値を生み出す仕事を加速させる(価値創造)」というデジタル活用の両軸を確実に推進します。自然と人を見つめるものづくりを通じて、「食と健康」の新たな喜びを広げ、心豊かな社会の実現に貢献していく方針です。

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