資金調達の概要
今回の資金調達は、ALPHAとSBIインベストメントを共同リード投資家とし、Skyland Venturesおよびみずほキャピタルを引受先として実施された。
事業概要:「Askhub」が目指す自律的企業運営
インターセクトは「AIエージェントによって自律的に運営される企業の創出」をビジョンに掲げ、自社開発プラットフォームとプロフェッショナルサービスを統合した業務自動化ソリューション「Askhub」を提供する。
AIエージェント基盤の提供
企業内に分散した業務データを統合し、高精度なタスク遂行を可能にするAIエージェント基盤を構築する。この基盤は以下の要素で構成される。
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ツール: 外部システムとの連携を実現
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スキル: 複雑な業務ロジックの実装
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AIデータベース: 企業固有の知識を構造化・非構造化データとして蓄積・活用
これにより、AIエージェントが人間と同等以上の精度で業務を遂行できる環境を提供する。
3つのAI形態をワンプラットフォームで提供
「Askhub」では、以下の3つの形態のAIを統合管理し、AIサービスのサイロ化を防ぐ。
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対話型AIアシスタント: 人間の指示に従い、社内データを参照した回答や画像を生成する。
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自律型AIエージェント: 明確なゴールに向けて自律的に計画を立案・実行する。
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ワークフロー型AIエージェント: 条件分岐を含む大規模な定型業務を確実に自動化する。
プロフェッショナルサービスによる伴走支援
高度なプラットフォーム機能に加え、AI導入・業務自動化の経験豊富なコンサルタント・エンジニアによるプロフェッショナルサービスを提供する。支援内容は以下の通りだ。
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業務分析・要件定義
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AIデータ基盤構築
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AIエージェント設計・構築
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段階的導入支援
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運用改善・拡張
単なるツール提供に留まらず、企業の業務プロセスを深く理解し、最適な自動化設計を行うことで、導入後の定着と効果創出を実現する。
調達資金の目的と今後の展望
今回調達した資金は、「Askhubのプロダクト基盤の進化」と「プロフェッショナルサービスによる支援体制の強化」に重点的に投資される。インターセクトは、AIエージェントを一時的な効率化ではなく、使い続けるほど成果が積み上がる「資産性のあるシステム」として定着させることを重視している。
具体的には、以下の3点を強化する。
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プロフェッショナルサービス組織の拡充: AI活用・業務改革のコンサルティングを主導できる人材を中心に採用を進め、構想段階から実行・定着までを一貫して支援できる体制を整備する。
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プロダクト開発体制の強化: 顧客の課題を汎用的な形でプロダクトに反映できるエンジニアの採用を進め、プラットフォーム全体の価値向上に貢献できる人材を確保する。
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営業組織の強化: 顧客の業務課題や導入背景を深く理解し、プロフェッショナルサービスと連携しながら最適なAIエージェント活用を提案できる営業体制を構築する。
インターセクトは、AIによって「全ての経済活動が自動化される未来」の実現を目指し、企業の知見やノウハウをAIエージェントが活用できる形へと昇華させる。業務理解とテクノロジーの両面から企業に伴走し、真の業務自動化を実現することで、顧客の持続的成長と市場競争力の向上に貢献する。
インターセクトの採用ページはこちら: https://intersect-inc.notion.site/_Entrance-Book-2934a0924af380f18b55c27ca678c805?source=copy_link
投資家からのコメント
ALPHA General Partner 田中正人氏

AIの劇的な進化は、従来の業務運営を根本から変革すると述べている。インターセクトが掲げるAIエージェントによる「自律的に運営される企業の創出」は、次世代の企業経営におけるスタンダードになると確信している。ALPHAは、インターセクトが社会に非連続な変化をもたらす唯一無二の存在となるよう、最大限のリソースを活用し、その挑戦を全力で支援する。
SBIインベストメント マネージャー 小野晃輝氏

生成AIの利用経験はあっても、AIエージェントを自ら構築した経験者はまだ少ないと指摘する。その背景には構築の複雑さや業務理解の難しさがあると感じているという。インターセクト社は、圧倒的に使いやすいUI・UXに加え、顧客の業務に丁寧に寄り添い、整理・理解した上で価値を提供する姿勢が、AI時代において最も重要な強みであると評価。松本氏を中心とするチームであれば、この挑戦を着実に実現すると信じ、投資を決断したと述べている。
Skyland Ventures キャピタリスト 三好宏明氏

初回ラウンドに続き、本ラウンドでも出資したと報告。松本氏との出会いから、プロダクトの完成度の高さと「どの起業家よりも働く」という圧倒的なコミットメントに惹かれ、出資に至ったと説明する。投資後、「AIエージェントにオールインする」というインターセクト社の現在の形が固まっていった経緯を振り返り、最先端のAI技術と戦略的DXを武器に、インターセクト社がビジネスの未来を切り拓くと確信している。
みずほキャピタル 投資第二部 インベストメントマネージャー 紅林 亮多氏

今般の出資を通じ、インターセクト社の挑戦に伴走できることを嬉しく思うとコメント。松本代表を中心とするチームは、技術への深い洞察と現場の業務理解に基づく実装力を兼ね備え、「AIエージェントによって自律的に運営される企業の創出」というビジョンに真摯に取り組んでいると評価する。インターセクト社が提供するソリューションは、点在する情報や業務をつなぎ直し、組織の意思決定と実行を前に進めるための基盤となり得ると指摘。単なる効率化に留まらず、企業固有の知恵を資産として積み上げ、継続的に価値を増していく構造に大きな可能性を感じたという。みずほキャピタルはみずほグループと協力しながら、インターセクト社の成長を全力で支援する。


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