「EDINET DB」が正式リリース
カボシア株式会社は、AIから直接つながる有報データ基盤「EDINET DB」の正式リリースを発表しました。β公開から約10日間で1,300件を超えるAPI利用登録を達成し、月間APIリクエストは50万件超、AIツール連携(MCP)は1.5万件超に達しています。

公認会計士、個人投資家、AIエンジニアなど多様なユーザーが登録しており、全上場3,848社の財務データを提供しています。
AIが財務データを間違える理由と「EDINET DB」の解決策
AIに企業の財務情報を問い合わせた際、古いデータや不明な出典、誤った数字が返ってくる、いわゆる「ハルシネーション」が発生する可能性があります。これは、AIが参照できる構造化された財務データベースが不足していることが一因です。
金融庁EDINETでは、全上場企業の有価証券報告書がXBRL形式で公開されています。しかし、日本基準(JP GAAP)、国際基準(IFRS)、米国基準(US GAAP)の会計基準の違いや、企業ごとの独自のタクソノミ(定義やラベル)により、データを横断的に分析することは困難でした。同じ「売上高」でも企業によってタグ名が異なるため、3,844社を横断して分析するには、これらの差異を吸収する「名寄せ処理」が不可欠となります。
「EDINET DB」は、3つの会計基準にわたる170以上のXBRLタグマッピングと、企業独自の拡張タグに対応するフォールバック機構により、この名寄せ処理を自動化します。名寄せロジックは公開されており、外部からの検証も可能です。
「EDINET DB」を接続したAIツールは、Web検索ではなくAPI経由で構造化された数値を直接取得します。これにより、検索にトークンを消費せず、ハルシネーションのリスクが低減されます。1社だけでなく、3,848社を横断した分析がAPIやMCP一本で可能になる点が、本サービスの本質です。

正式リリースの内容
料金プラン
| プラン | 月額 | API上限 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 100回/日 | MCP利用、ライトユーザー |
| Pro | ¥4,980 | 1,000回/日 | 個人開発者、投資家 |
| Business | ¥29,800 | 10,000回/日 | 法人、全社スキャン |
| Enterprise | 個別見積 | カスタム | SLA・専用サポート |
Webでの企業情報閲覧は登録不要で、全機能が無料で利用できます。課金対象はAPI/MCPの利用のみです。Freeプラン(100回/日)でも、AIチャット経由(MCP)であれば1日約30回程度のAI分析が可能です。
AIツールとの接続
Claude.ai、ChatGPT、Cursor、WindsurfなどのAIツールからMCPプロトコルで接続可能です。「EDINET DB」はリモートMCPサーバーを提供するため、ローカルにサーバーを構築する必要がなく、ブラウザ上のAIから直接データを参照できます。

ChatGPTやClaude.aiなどのブラウザAIから直接接続できる、名寄せ済み日本株財務データサービスとしては、日本初のサービスです(2026年2月28日時点)。

API商用利用
「EDINET DB」のAPIは全プランで商用利用が可能です。本サービスを使ったアプリの開発・公開、業務ツールへの組み込み、分析レポートへのデータ利用が許可されています(データの丸ごと再配布・再API化は禁止)。

主な提供データ
-
企業基本情報(証券コード、業種、会計基準)
-
最大6年分の時系列財務データ(売上高、営業利益、有利子負債、ROE、EPSなど69項目)
-
財務健全性スコア(0〜100、算出ロジック全公開)
-
業種別ランキング(ROE、営業利益率、配当利回り、3年CAGRなど18指標)
-
有報テキスト全文(事業の内容、リスク情報、MD&Aなど。文字数制限なし)
-
AI生成の企業分析サマリー

ローンチキャンペーン
3月7日までに登録(APIキー取得)を行った全ユーザーが対象となります。
| プラン | 通常価格 | β特典(永久) |
|---|---|---|
| Pro | ¥4,980/月 | ¥2,490/月 |
| Business | ¥29,800/月 | ¥14,900/月 |
3月7日まではβプラン(Pro相当の1,000回/日)で無料利用を継続できます。それ以降は、アップグレードしない場合、Freeプラン(100回/日)に自動移行します。
β期間中のフィードバックと改善
β公開後の約10日間で67回のコード更新を実施しました。ユーザーからのフィードバックと社内品質チェックの両面から改善が進められています。
-
財務データ項目を24→69に拡充
-
営業利益カバレッジ83%→97%に向上
-
有報テキストの全文提供
-
AI企業分析の全面刷新
-
成長指標の追加
-
データの透明性強化
-
セキュリティ監査の実施

X上では225件以上のメンション・言及があり、公認会計士からは「EDINETのデータを毎日手作業で加工していたが、その必要がなくなりそうだ」といった声が、個人投資家からは「ChatGPTで企業の数字が正しく取れなかった問題がこれで解消される」といった評価が寄せられています。また、開発者が「EDINET DB」APIを使って20分でアプリのプロトタイプを完成させた事例や、有報テキストと株価の相関を機械学習で分析するモデルを構築したユーザーも存在します。
既存サービスとの位置づけ

「EDINET DB」は、有報テキスト無料API、AI総合所見、財務健全性スコア(ロジック公開)、名寄せロジック公開、AIツール直接接続(リモートMCP)、Web無料閲覧、API商用利用といった点で他のサービスと比較して優位性を持つと判断されます(2026年3月時点の各サービス公開情報に基づく)。
今後の展開
4〜5月の決算ラッシュに向けて、以下の開発が進められる予定です。
-
適時開示(TDnet)速報対応
-
配当・株式分割調整済みデータ提供
-
時系列データの拡張
-
Anthropic MCPディレクトリ掲載申請
-
APIダッシュボードパッケージ配布
Webを探索する主体が人間からAIに移り始めている中で、「EDINET DB」はAIがアクセスしやすいデータ構造を優先しています。有価証券報告書から始まり、AIが企業分析に必要とするデータをこの基盤上に拡充し、AIにとって最もアクセスしやすい日本の財務データプラットフォームを目指しています。
進捗はX(@edinetdb)で発信されています。「EDINET DB」はこちらから利用できます。
サービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | EDINET DB |
| URL | https://edinetdb.jp |
| 対象データ | 日本の全上場企業 3,848社 |
| データソース | 金融庁 EDINET API(有価証券報告書) |
| 収録期間 | FY2020〜FY2025(最大6年) |
| API | REST API v1(11エンドポイント) + MCP Server |
| 料金 | Web閲覧無料 / Free ¥0 / Pro ¥4,980 / Business ¥29,800 / Enterprise 個別 |
| 対応会計基準 | JP GAAP / IFRS / US GAAP |
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | カボシア株式会社 |
| 代表 | 小池 陸 |
| 所在地 | 東京都港区芝浦1丁目9-7 |
| 事業内容 | AIエージェント基盤の開発・運用、データ分析基盤の構築 |
| URL | https://cabocia.jp |
お問い合わせ
カボシア株式会社
メール: edinetdb@cabocia.jp
サービスURL: https://edinetdb.jp
X: @edinetdb
*名寄せ済み日本株有報データをリモートMCPで提供するサービスとして(2026年2月末時点)


コメント