IVS2026のテーマ「Japan is Back」
「なぜ日本にスタートアップが必要なのか?」この問いに対し、現在、確信を持って答えられる人がどれだけいるでしょうか。マクロ環境の激変やスタートアップ成長条件の構造的な変化により、スタートアップを取り巻く環境は楽観視できない状況にあります。しかし、挑戦を続ける創業者の魂は燃え続けており、大いなる新陳代謝を経て、「新しい日本流」の強みを土台とする次世代のスタートアップが誕生しています。
スタートアップはいつの時代も、経済課題や社会要請に応え、構造変革者として期待されてきました。市場原理では解決できない課題に挑み、日本の価値を世界に証明しようとする人々が確かに存在しています。今こそ、日本の価値を世界に証明する時であり、IVS2026は日本のスタートアップの真価を世界に証明します。
「今」日本のスタートアップが重要である理由
世界の構図は変化しつつあります。米中デカップリングの本格化、AIを中心とする国家間の産業競争、軍事リスクの高まりなど、政治や外交だけでなく、民間セクターにも自国のプレゼンスを高める役割が求められる時代に突入しています。
一方、日本の経済環境にも変化が見られます。デフレからの脱却と「金利のある世界」への転換、円安を背景とした輸出・インバウンドの加速、東京証券取引所における市場区分の見直しを含む資本市場改革、そして事業承継に向けた資金の動きが顕著です。家計の現金・預金は1,000兆円超、法人の内部留保は600兆円超と言われており、日本経済にはまだ動き出していない巨大な資源が眠っています。
この構造は、戦後にトヨタ自動車やソニー、松下電器といった日本企業が世界へ羽ばたいた時代と重なります。次の「世界のXX」は、まさに今の環境から生まれると考えられます。日本のスタートアップは、いわば「日本株式会社の新規事業部門」であり、経済の新陳代謝を加速させるエンジンです。かつてIT革命の時代には、日本のスタートアップがソフトウェアを社会インフラへと実装しました。そして今、AI・宇宙・ロボティクス・食料・エネルギーといった国家戦略分野で、次の社会実装が始まろうとしています。IVS2026は、その可能性を加速させる場となるでしょう。
IVS2026が追求するものと2つのエリア構成
IVS2026は、徹底的に「高さ」を追求します。スタートアップの価値、挑戦の意義、創業者という存在の魅力を高みで示すことで、そこに憧れを抱く新たなプレイヤーの参入を促します。これまで1万人規模のIVSを3年続けてきたことで築かれた「広さ」を活かし、今年は「高さ」を重視します。
IVS2026は、聴くだけの場ではなく、考え、語り、決断する場として設計されています。3日間を終えたとき、参加者の中で何かが変わり、明日からの行動が変わることを目指し、すべての人に開かれた「IVS」と、決裁者のための「IVS CORE」という2つのエリア構成を採用しました。
IVS(京都市勧業館「みやこめっせ」他)
「新しい挑戦を始めるすべての人のための起爆剤となる1万人規模のエリア」と位置づけられています。スタートアップ関係者、事業会社、投資家、起業志望者、支援者、行政、研究機関、学生など、次世代を生み出すすべての人に開かれたエリアです。投資・提携・採用のチャンスがリアルタイムで動き、従来の枠を超えた「偶発的な出会い」が未来のビジネスを創出します。課題に挑む挑戦者と次世代が語り合い、圧倒的な熱気と才能が交差する場所です。セッションで「問い」を受け取り、各エリアで「きっかけ」と出会い、熱狂を具体的な「成果」に繋げる。このインプットから出会い、内省、そして行動への流れそのものが、IVSの設計思想です。
IVS CORE(ホテルオークラ京都)

「日本のスタートアップの次を決める当事者が集う、完全招待制エリア」です。日本のスタートアップ産業の重要なアジェンダを、業界最前線の経営者や投資家が集い議論する場となります。重要なのは「何が決まるか」です。ここでの結論が業界のスタンダードとなり、政策を動かし、次の挑戦者への道標となることを目指します。資金調達の交渉・決定や企業間取引が活発に行われ、実利を生み出す場でもあります。社会の変革を具体的に起こす機会を創出します。
参加者は、産業の未来を自身の意思決定で動かせる、スタートアップ経営者、金融機関・機関投資家・アセットオーナー、大企業の経営幹部・事業会社トップ、政府・自治体・政策関係者、研究者・アカデミアの皆様を想定しています。なお、IVS COREは2026年7月1日(水)から2日(木)の2日間の開催となります。最終日は、みやこめっせ開催の「IVS」を堪能できるでしょう。
IVS COREは完全招待制であり、主催者から招待された方のみが参加できます。招待されていない方で参加を希望する場合は、ウェイティングリストへの登録が可能です。ただし、入場を保証するものではない点に留意が必要です。
Waiting List登録はこちら: https://www.ivs.events/ja
IVS2026 PASSの構成と「リファラルチケット」制度
PASSの登録開始は4月1日(水)を予定しています。
IVS PASSについては、4月1日の登録開始から、発行枚数が一定数に達するまで無料で登録できます。これは、4S株式会社が新たに導入する「リファラルチケット」制度を活用したものです。IVS運営スタッフおよびIVS2026でコンテンツを提供する登壇者らを起点に、紹介の連鎖によって参加者が広がっていく仕組みです。紹介を受けた方は無料で参加でき、紹介経由で参加が確定した方にはさらに新たな招待枠が付与されます。信頼のつながりを起点としたネットワークの自然な拡張により、スタートアップエコシステムへの貢献度の高い人々が集まる場を目指します。
「リファラルチケット」制度は、「信頼できる人が信頼できる人を紹介する」連鎖によって参加者が広がっていく招待制のシステムです。発行枚数が一定数に達するまでは「リファラル価格(無料)」で登録でき、リファラル枠の終了後は有料での一般販売に移行します。この制度は、IVSを多くの人に届けつつ、「参加者の圧倒的な熱量」を維持・向上させることを目的としています。
IVS2026 LAUNCHPAD 応募受付中
2026年7月3日(金)に開催が予定されている「IVS2026 LAUNCHPAD」は、現在登壇者を募集中です。応募締切は4月21日(火)であり、参加条件は「プロダクトのデモが可能なスタートアップ」のみとなっています。興味のある方はぜひ応募を検討ください。
応募方法: https://www.ivs.events/ja/launchpad/2026
スポンサー募集
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法人・団体向けお問い合わせ: https://www.ivs.events/ja/about-sponsorship
IVS2026 開催概要
IVSは2007年に始まり、国内外のスタートアップ、投資家、大企業、クリエイターなどが一堂に会する国内最大規模のスタートアップカンファレンスです。2026年は「Japan is Back」を掲げ、2つのエリア構成で「発見」と「実利」を実現し、日本のスタートアップの真価を世界に証明します。
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正式名称: IVS2026
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日程: 2026年7月1日(水) 〜 3日(金)
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場所: 京都市勧業館「みやこめっせ」、ホテルオークラ京都 他
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主催: IVS KYOTO実行委員会 (Headline Japan / 京都府 / 京都市)
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公式サイト: https://www.ivs.events/
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公式SNS: https://x.com/IVS_Official
IVS KYOTO実行委員会は、IVSの京都開催を通じて、スタートアップ・エコシステムのさらなる発展と地域産業の一層の振興を図ることを目的に、株式会社Headline Japan、京都府、京都市が共同で設立しました。京都に集積する企業、大学・研究機関、文化資源等とスタートアップとの融合を促進し、新産業の創出と世界に伍するスタートアップ企業の輩出へと繋げていく方針です。


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