日本人の51%が「インフレは戻らない」と回答、世界30カ国で最多

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インフレに対する日本人特有の悲観論

調査結果では、日本人の51%が「インフレは通常の状態には戻らない」と考えていることが判明しました。これは調査対象30カ国の中で最も高い割合であり、30カ国平均の26%を大きく上回っています。

インフレが通常に戻るまでの期間に関する30カ国比較

次点のオランダ(33%)と比較しても、日本がインフレの長期化に対して極めて悲観的な見方をしていることが明確です。

今後の生活水準に対する低い期待

「今後1年間で自分の生活水準が上昇する」と回答した日本人はわずか10%に留まり、これも30カ国で最も低い数値です。一方で、「かなり低下する」「少し低下する」とネガティブな見方をする人は38%に上り、トルコ、フランスに次いで3番目に多い結果となりました。

今後1年間の生活水準の変化に関する30カ国比較

このデータは、日本人が将来の生活状況に対して非常に慎重な姿勢を示していることを裏付けています。

経済的なやりくりの現状と悪化

「最近、経済的な管理(やりくり)は、どの程度うまくいっていると思いますか?」という問いに対し、「快適に暮らしている」「まぁまぁうまくやっている」とポジティブな回答をした日本人は20%に過ぎません。これは30カ国平均の37%を大幅に下回る水準であり、30カ国中27番目の低さです。

経済的な管理のうまくいき具合に関する30カ国比較

さらに、2024年11月と比較すると、経済的な快適性は5ポイント減少しており、日々の暮らしの状況が悪化している実態が浮き彫りになっています。

経済的な管理の快適性の過去との比較

イプソス株式会社代表取締役社長の内田俊一氏は、この調査結果について、「日本の物価や生活水準の見通しに対する悲観的な感情は世界的に際立っている。国内経済の停滞感や米国による相互関税政策への懸念が背景にある可能性があり、今後の政策や日本人の期待感の変化を注視していく」とコメントしています。

調査概要

  • 調査方法: イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム、IndiaBus プラットフォームを使用したオンライン調査

  • 調査対象: 世界30カ国23,772人(国により年齢制限が異なる)

  • 実施日: 2025年8月22日から9月5日

  • 調査機関: イプソス

本調査の詳細については、イプソスのウェブサイトで確認できます。

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