暗号屋とアステリアが協業を開始、日本円ステーブルコイン「JPYC Explorer」で監査基盤を強化

投資

協業の背景

近年、JPYC株式会社が発行する日本円建ステーブルコインJPYCは、ブロックチェーンを活用した新たな決済・送金手段として注目を集めています。特に内部統制や監査対応が求められる大手企業を中心にその活用が拡大しています。

しかし、大手企業がステーブルコインを実務で利用する際には、以下の課題が存在します。

  • ブロックチェーン上の取引データの正確性・真正性の検証

  • 会計監査に対応した検証プロセスの構築

  • 内部統制を担保する運用体制の整備

暗号屋はこれまで、ブロックチェーン監査ツール「Lensa」の提供や、ブロックチェーン技術の開発・導入支援を通じて、これらの課題に対応してきました。ノーコードによるデータ連携・業務自動化ソフトウェアで実績を持つアステリアと、ブロックチェーン技術および監査ツールの開発を行う暗号屋が協業することで、企業が安心してステーブルコインを活用できる監査基盤の構築を目指します。

協業内容

1. JPYC会計監査支援ツール「JPYC Explorer」の提供

暗号屋とアステリアは共同で、JPYCの会計監査支援ツール「JPYC Explorer」を2026年4月1日より提供開始します。このツールは、監査法人が自社管理のフルノードから取得したデータに基づき、ブロックチェーン上の取引実在性を確認・検証できる環境構築を支援します。外部エクスプローラーやAPIサービスへの依存を排除し、取引検証の全プロセスをコントロール下に置くことが可能となります。さらに、直感的なインターフェースにより、複雑なブロックチェーンデータを分かりやすく可視化し、監査の効率向上に貢献します。

2. 暗号屋 CEO・紫竹佑騎氏がアステリアのステーブルコイン事業アドバイザーに就任

本協業に伴い、暗号屋代表の紫竹佑騎氏がアステリアのステーブルコイン事業アドバイザーに就任する予定です。紫竹氏の就任により、暗号屋が培ってきたブロックチェーン監査ツール「Lensa」の提供やブロックチェーン技術の開発・導入支援に関する知見が、アステリアのステーブルコイン事業に対し、技術面を中心に活かされることになります。

代表コメント

合同会社暗号屋 CEOの紫竹佑騎氏は、ステーブルコインが企業、特に大手企業の実務に定着するためには、発行・流通だけでなく、第三者が取引を適切に検証でき、監査や内部統制に耐えうる運用基盤が不可欠であると述べています。同氏は、ブロックチェーンの透明性は「見えること」だけでなく「自ら検証できること」に価値があるとし、2026年4月1日より提供を開始する「JPYC Explorer」を通じて、監査法人や事業者が外部サービスに過度に依存せず、より主体的に取引実在性を確認できる環境づくりを支援していく方針を示しています。アステリア社のデータ連携・業務基盤の知見と、暗号屋のブロックチェーン監査・可視化の知見を掛け合わせ、ステーブルコイン活用の信頼基盤を着実に整えるとしています。

合同会社暗号屋について

合同会社暗号屋は、福岡と東京を拠点に、ブロックチェーン技術が拓く新しい経済活動を創出し、社会実装することを目指す技術組織です。ブロックチェーン技術の普及による「あたらしいインターネット時代」の到来に注力し、様々な問題解決に取り組んでいます。ブロックチェーンのメリットを最大限に活用したプロダクトを創るためには、その思想の理解と幅広い技術選定の知識が必要不可欠であり、同社はこの課題に対して仮説を立て、実験を行いながら新しい価値の創造に取り組んでいます。

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