コリアーズ、最新レポートで2025年の世界不動産投資回復を分析
大手総合不動産コンサルティングサービスを提供するコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社は、世界の商業用不動産投資および資金調達動向を分析した最新レポート「グローバル キャピタルフロー | 2026年3月」の和訳版を発刊しました。
本レポートは、2025年通期の投資実績に基づき、地域別・セクター別の投資フロー、クロスボーダー資本の動向、資金調達環境の変化、ならびに2026年に向けたマクロ経済・金融環境の見通しについて、コリアーズ独自の分析と各種データを用いて整理しています。
2025年の世界不動産投資は回復基調、地域間で明確な差
2025年の世界の不動産投資額は前年比8.2%増と回復しました。特に北米は前年比15.4%増と最も大きな回復を示し、EMEA(欧州・中東・アフリカ)も8.6%増と堅調に推移しています。
一方、APAC(アジア太平洋地域)は1.7%増にとどまったものの、日本やオーストラリアを中心に主要市場では投資活動が底堅く、投資家の信頼が維持されていることが示されています。

クロスボーダー投資はEMEAが牽引、日本の存在感が向上
クロスボーダー資本の投資先としては、EMEAが引き続き世界の中心的な受け皿となっています。一方で、日本およびオーストラリアは投資シェアを拡大し、過去5年平均を上回る水準となるなど、グローバルおよび各地域の投資家にとって重要な投資先としての地位を一段と高めています。

セクター別動向:集合住宅が最大、オフィス回復、データセンターが急拡大
直近24ヶ月ベースでは、集合住宅が全投資の約25%を占め、引き続き最大のセクターです。産業用不動産、オフィスがこれに続き、特にオフィスは2025年下半期に大きな回復を見せています。また、商業施設も各地域で回復基調にあり、データセンターは独立したアセットクラスとして存在感を高めています。
資金調達環境の改善と2026年の見通し
2025年の世界の不動産資金調達額は前年比28.9%増と大きく回復し、過去7年間で3番目の高水準を記録しました。オポチュニスティック型やバリューアッド型といったリスクオン戦略が全体の過半を占める一方、データセンター向け資金調達が急増しており、AIやデジタル化を背景とした投資家需要の高まりが顕著です。
2026年に向けて、世界経済は総じてプラス成長が見込まれるものの、地域間・市場間の格差が拡大する見通しです。金融政策や金利動向、地政学的リスクが投資判断に与える影響は引き続き大きく、資本配分の巧拙が投資成果を左右する局面に入ると考えられます。
本レポートは、投資家、オーナー、デベロッパーが変化するグローバル投資環境の中で、より戦略的な不動産投資判断を行うための示唆を提供しています。
レポート詳細
「グローバル・キャピタル・フロー 2026年3月」全文は、以下よりご覧いただけます。
レポートダウンロードリンク: https://www.colliers.com/ja-jp/research/global-capital-flows-full-year-2025


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