第13回 FIDO東京セミナー開催決定:パスキーの現在と未来、デジタルクレデンシャル・AIエージェント認証のフロンティアを展望

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パスキー普及の加速と金融業界の動向

パスワードに依存しない新たな認証の仕組みが求められる中、FIDOアライアンスはセキュリティと利便性を両立させる公開鍵暗号方式を活用した認証技術の普及に努めています。特にパスキー認証は、その有効性が高く評価されています。

昨年発生した証券口座への不正アクセス事案を契機に、金融庁は「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」を改正し、フィッシングに耐性のある多要素認証の実装を明確化しました。これを受け、日本証券業協会(日証協)もガイドラインを改正し、ログイン・出金・口座変更といった重要操作に対し、パスキーなどの実装を求める方針を打ち出しています。日証協がFIDOアライアンスにリエゾンメンバーとして参画していることもあり、証券各社ではパスキー導入が加速しています。この流れは証券業界に留まらず、幅広い業種やサービス事業者でパスキー導入が進み、消費者向けサービスの標準的な認証手段になりつつあると判断できます。

FIDOアライアンスが拓く新たなフロンティア

FIDOアライアンスは、パスキー認証だけでなく、活動領域を拡大しています。昨年12月には「Digital Credentials Working Group(DCWG)」を設立し、運転免許証やパスポートといった本人確認書類を安全なデジタルウォレットで保管・提示する「デジタルクレデンシャル」領域に本格的に取り組んでいます。パスキーの普及で培ったクロスデバイスでの利用を含む相互運用の知見を活かし、ウォレットの認定プログラム策定などを通じて、この分野の標準化を推進しています。これにより、証明書(デジタルクレデンシャル)をオンラインでも安全に提示でき、サービス提供側も安心して受け入れられる、業界横断で相互運用できる仕組みの構築を目指しています。

さらに、本年4月には「Agentic Authentication Technical Working Group」を設立し、認証とデジタルクレデンシャルのシーンにおけるAIエージェントの果たす役割を扱っています。今後、社内の決裁や承認プロセスなど幅広い領域で、人に代わってAIエージェントが操作を代行することが見込まれます。また、AIエージェントが個人に代わってオンラインでの買い物・決済を行うシーンについては、「Payment Technical Working Group」でも議論が進められています。

これらの場面において、「そのAIエージェントが本当に権限を持つ本人・組織の代理として、認められた範囲内で動いているか」をどう認証するかが新たな課題です。本セミナーでは、FIDOアライアンスがこの分野でどのような取り組みを進めているか、その最新動向が紹介されます。

第13回 FIDO東京セミナー 開催概要

  • 日時: 2026年12月4日(金) 12:00 開場/13:00 開演 / 18:00~ 懇親会

  • 会場: 東京ポートシティ竹芝 ポートホール(東京都港区)

  • 定員: 300名(懇親会100名、定員に達し次第締切)

  • 参加費: 無料(事前登録制)

    • 懇親会は受付にて2,000円(税込)を徴収。領収書が発行されます。

    • 学割:1,000円(税込) – 受付時に学生証の提示が必要です。

  • 主催: FIDOアライアンス

  • イベント詳細および参加登録: こちら

協賛社

Silverスポンサー: オーセントレンドテクノロジー株式会社、Keeper Security APAC株式会社、Keypasco Japan株式会社、株式会社野村総合研究所(NRI)、NTTテクノクロス株式会社、Raonsecure Co.,Ltd.、RSA Security Japan G.K.、株式会社スタジオメッシュ、株式会社ソフト技研、Yubico

FIDOアライアンスについて

「高速なオンラインID認証」を意味するFIDO(Fast Identity Online)アライアンス(www.fidoalliance.org)は、セキュリティと利便性の両立を目指し、2012年に設立されたグローバルな非営利団体です。堅牢な認証技術に相互運用性が確保されていない状況を改善し、ユーザーが多くのIDとパスワードを覚えなければならない煩わしさを解消することを目的としています。FIDOアライアンスは、認証におけるパスワード依存を軽減するために、オープンで拡張性と相互運用性のあるシンプルで堅牢な「FIDO認証」を標準化することで、オンラインサービスの本質に変革をもたらします。

FIDO Allianceロゴ

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