ヤナセ、2026年年頭挨拶要旨を発表 – 創業111周年に向けた経営戦略と展望

投資

2026年年頭挨拶の要旨

ヤナセの代表取締役社長執行役員である森田考則氏は、2026年の年頭挨拶要旨を従業員向けに発表しました。挨拶では、世界経済の動向と日本経済の現状を分析し、同社の今後の経営方針と目標が示されています。

2026年 新年仕事始め式 YANASE

世界経済と日本経済の現状認識

森田氏は、昨年の世界経済が経済安全保障を巡る分断や終わらない戦争の影響により、地政学リスクの増大とサプライチェーンの複雑化に直面していると指摘しました。長年の歴史と教訓によって築かれた世界的なルールや判断基準が、自国ファーストやエゴイズムの機運によって揺らいでいる現状に言及しています。

一方、日本経済については、長らく続いた超低金利からの脱却が見られるものの、円安が定着傾向にあると分析しました。国内消費への逆風が続く中で、経済成長の遅れを取り戻し、世界における日本経済の地位を高めるためには、「消費けん引型」の成長を果たすこと、そして富裕層消費とその再投資を循環させることが重要であると述べています。

ヤナセの社会貢献と使命

同社は、富裕層の顧客が自動車を購入し、アフターサービスを利用する機会を提供することで、経済や社会に貢献していると強調しました。「小売業は社会に貢献する仕事」という矜持と誇りを持ち、「“夢”と“感動”あふれる『クルマのある人生』を創る」という使命を掲げ、「為すべきこと」をぶれない軸として実行し続けることを求めています。

ハイブリッド経営と今後の目標

ヤナセの使命の本質は「人対人営業」であり、これに「DX投資」を加えたハイブリッド経営を実行してきました。2026年はこれらの取り組みの成果を勝ち取る年と位置付け、以下の目標に取り組む方針です。

  • 顧客満足度の向上を通じて「圧倒的な存在」になること

  • ヤナセの企業価値を高めること

創立111周年の意義

創立111周年を迎える本年は、昨年の110周年事業の成果が見通せる一年とされています。創業者の梁瀬長太郎氏が「車が社会を、人々の暮らしを豊かにする」という先見の明でヤナセを築き上げたこと、そしてその思いを大切にしながら時代の流れに沿って変化してきたことが、111年間事業を継続できた証であると述べています。

森田氏は、これまでと同様にヤナセグループの社員と家族を幸せにするための取り組みを進めていくと表明しました。

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