Forward Edge-AI社、グローバル・チャネル・エコシステムを構築し耐量子セキュリティ提供を強化

株式会社アクリートの合弁先であるForward Edge-AI, Inc.(以下、Forward Edge-AI社)は、2026年1月9日(現地時間)に、24社を超える新規パートナーとの提携によるグローバル・チャネル・エコシステムの構築を発表しました。この提携には、日本における合弁パートナーであるアクリートも含まれます。
グローバル展開と高まる耐量子セキュリティの需要
Forward Edge-AI社は、北米、欧州、アジア太平洋、および中東にわたる24社以上の新規パートナーを加え、グローバル・チャネル・パートナー・エコシステムを構築しました。このチャネル拡大は、政府による義務化や企業の将来的なリスク対応期限が迫る中で、導入可能な耐量子サイバーセキュリティソリューションへの高まる需要に対応するものです。専門メディア「The Quantum Insider」は、2026年を「量子セキュリティの年」と宣言しています。
Forward Edge-AI社のCEOであるエリック・アドルフ氏は、「2026年は、行動と実装の年になると期待されています。今回構築したチャネルは、自由世界の安全とセキュリティを向上させるという当社のミッションを達成するための大きな力となります」と述べています。
パートナーシップによる提供強化
Forward Edge-AI社の新たなパートナーには、日本のアクリートをはじめ、付加価値再販業者(VAR)、システムインテグレーター(SIer)、マネージド・セキュリティ・サービス・プロバイダー(MSSP)、および防衛、重要インフラ、電気通信、ヘルスケア、産業市場を担う各地域のディストリビューターが含まれます。
これらのパートナーシップを通じて、Forward Edge-AI社は、通信の遅延が許されず、業務継続性や規制遵守が極めて重要となる環境において、耐量子保護を大規模に提供する体制を強化しています。Accrete、Aspiration、Cubic、Lumen、Microsoft、Wisecubeなどのチャネルパートナーは、国際的な政府契約や、金融、ヘルスケア、宇宙、製造、保険、重要インフラ分野の顧客にサービスを提供しています。
プラグアンドプレイ型耐量子暗号プラットフォーム「Isidore Quantum®」
本チャネルプログラムの中核を担うのは、Forward Edge-AI社が提供するプラグアンドプレイ型のハードウェア耐量子暗号プラットフォーム「Isidore Quantum®」です。このプラットフォームは、ソフトウェアの書き換えやPKI(公開鍵基盤)への依存、さらにはネットワークの再構築を一切必要とせず、通信中のデータを保護するように設計されています。
Isidore Quantum®は「ゼロトラスト」に基づき、プロトコルに依存しないCNSA 2.0準拠のシステムであり、レガシー環境から最新環境、OT(制御技術)やリソース制約のあるネットワークまで、あらゆる環境で動作します。同種のシステムと比較してTCO(総保有コスト)を60%削減できる点や、パートナー向けの魅力的な価格モデルが、多くのチャネルパートナーを惹きつける要因となっています。
各国政府や規制当局は、耐量子計算機暗号(PQC)の導入を「計画フェーズ」から「実行フェーズ」へと移行させていますが、多くの組織では、限られた期間内に新たな暗号インフラを構築するための専門知識や運用能力が不足しています。チャネルパートナーは、こうした課題を解決し、顧客環境に最適化された実装、統合、およびマネージドサービスを提供します。
エリック・アドルフ氏は、「耐量子セキュリティは、差し迫った脅威を認識している世界各国の政府にとって、最優先の懸念事項です。NIST(米国国立標準技術研究所)の推計によれば、2027年までに200億台以上の耐量子デバイスを導入する必要があります。組織は今すぐ行動を求められており、多くの組織には数年がかりの移行プログラムを進めるだけの時間的猶予はありません。即座に、かつ大規模に運用可能なソリューションを届ける上で、当社のパートナーの存在は不可欠です」と強調しています。
高度な信頼性と規制対応に最適化
ソフトウェアのみに依存する耐量子アプローチとは異なり、Isidore Quantum®は、国防や重要インフラ、厳格な規制を受ける企業環境など、極めて高い安全性が求められるユースケース向けに、即時導入可能なハードウェア・プラットフォームとして提供されます。このシステムは、既存のアプリケーションやネットワークの運用性に影響を与えることなく、通信中のデータに対して耐量子保護を実現します。
Isidoreプラットフォームは、政府主導のテストや実証実験、独立した第三者機関による評価、および正式な認証の取得を通じて、その性能が実証されています。これらの検証は、国防、通信、エンタープライズ分野のパイロット運用を通じて行われており、低遅延やサイレント動作といった、極めて厳しい性能・信頼性要件を満たすよう設計されています。また、輸出を前提とした設計により、従来の暗号ソリューションが規制や運用上の障壁に直面していた国際的な環境や、同盟国間での展開も可能にしています。
Forward Edge-AI社は、チャネルパートナーに対して、再販、マネージドサービス、および既存セキュリティ製品への統合など、複数の市場投入(Go-To-Market)モデルをサポートします。プログラムには、パートナーが迅速に運用を開始できるよう、技術的なオンボーディングや販売支援、さらにはエンジニアによる直接的な技術サポートが含まれます。
耐量子時代への移行に向けたパートナー体制の強化
官民双方において、サイバーセキュリティの調達基準に「耐量子要件」が盛り込まれるケースが増加しています。こうした背景から、Forward Edge-AI社はパートナーからの需要が今後も継続的に拡大すると予測しています。同社は2026年を通じて、各地域のパートナーをさらに迎え入れ、その支援体制を強化していく計画です。
エリック・アドルフ氏は、「耐量子セキュリティが現実のソリューションとして形になる場所、それこそがチャネルの現場です。法的要件やリスクを、実際に運用可能な防御能力へと具現化させるのは、パートナーの皆様に他なりません。今回のパートナー網の拡大は、『実験的な技術ではなく、今すぐ導入できる実用的なソリューション』を求めるお客様の切実な声を反映したものです」と述べています。
Forward Edge-AIに関する詳細情報は、Forward Edge-AI公式サイトをご覧ください。
株式会社アクリートに関する詳細情報は、アクリート公式サイトをご覧ください。


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