Minerva Growth Partners、2号ファンドのファースト・クローズを完了しグロース・エクイティ投資を拡大

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Minerva Growth Partners、2号ファンドのファースト・クローズを完了

ミネルバ・グロース・パートナーズ株式会社(MGP)は、同社が投資助言を行う2号ファンド「Minerva Growth Partners II, LP(以下、Fund II)」について、2025年12月1日付でファースト・クローズを完了したと発表しました。Fund IIは国内外の機関投資家より出資を受け、最終的に運用総額200億円規模での組成を目指します。

日本のスタートアップ・エコシステムは成熟化が進む一方で、上場時の時価総額や流動性の制約により、上場後の成長投資が十分に継続できないケースも散見されます。米国を中心とするグローバル市場では、未上場段階で十分なグロース・エクイティ調達を行い、一定の事業規模と競争力を確保した上で上場することが主流です。日本においてもグロース・エクイティの重要性は高まっています。

MGPはグロース・エクイティに特化し、プレIPOと上場株を横断するクロスオーバー投資、並びにベンチャー・キャピタル(VC)とバイアウトを含むプライベート・エクイティ(PE)のハイブリッド戦略を通じて、日本ではまだ黎明期にあるアセットクラスとしての「グロース・エクイティ」の確立をミッションとして投資活動を展開しています。

5年間の実績と投資戦略

MGPは2020年9月に1号ファンドを組成して以降、約5年強にわたり、日本のテクノロジー・グロース企業に特化した投資活動を展開してきました。1号ファンド(運用総額192億円)では、国内外の機関投資家をLPとして迎え、これまでに8社への投資を実行しています。

その成果の一例として、出資先であるインフキュリオン株式会社は、2025年10月に東京証券取引所グロース市場へ上場を果たしました。MGPは、プレIPOステージでの資本提供にとどまらず、経営層の採用支援、資本政策のアドバイス、証券主幹事選定からエクイティ・ストーリー構築をはじめとするIPO準備、上場後の資本市場コミュニケーション戦略策定まで幅広く伴走しました。

投資先企業のロゴ

Fund IIでは、足元の市場環境の変化を背景に企業に求められる資本政策および成長戦略が一層多様化すると見ており、以下のトレンドを背景に投資機会がさらに拡大すると分析しています。

  • 上場基準の厳格化や市場環境の変化を受け、未上場のままスケールを志向するスタートアップの増加

  • IPOまでの期間長期化に伴う、プレIPOラウンドの大型化およびグロース・エクイティ需要の拡大

  • 2010年代中盤から後半にかけて多数組成されたVCファンドの満期到来に伴う、未上場株のセカンダリー取引、およびそれに端を発したスタートアップのM&Aの増加

  • 上場維持基準の見直し等を背景とした、上場企業の非公開化(MBO)やカーブアウト案件の増加

Fund IIの概要と今後の展望

前述の投資機会を踏まえ、Fund IIでは未上場企業へのグロース投資をコアとしつつ、事業承継や事業・株主構成の再編などを契機としたバイアウト投資についても検討する方針です。これにより、企業の成長フェーズや資本政策に応じた最適な資本ソリューションを提供し、企業価値の向上に貢献します。

Fund IIの概要は以下の通りです。

  • 目標運用総額:200億円

  • ファンド期間:10年(最大2年延長可能)

  • 投資対象:

    • グロース/プレIPOステージにある未上場企業へのマイノリティ投資(将来的にグロース投資に繋がるアーリー/ミドルの投資も実行)

    • 上場企業の非公開化(MBO)を含むバイアウト投資、カーブアウト投資

    • 上場企業への第三者割当増資(PIPEs)

  • 注力領域:国内外のインターネット・ソフトウェアを中心としたテクノロジー領域全般

MGPは、日本におけるグロース・エクイティという新しいアセットクラスの確立をミッションに、引き続きPleiad Investment Advisorsとの連携を通じて、未上場から上場後まで一貫してサポートする独自のクロスオーバー投資モデルを深化させていく方針です。LPとして参画する国内外の投資家とともに、日本の成長産業およびスタートアップ・エコシステムの進化に貢献していくとしています。

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