宮下酒造の取り組み
宮下酒造は、日本三名園の一つである後楽園や日本名水百選に選ばれた雄町の冷泉にほど近い、岡山県を流れる旭川のほとりに醸造蔵を構えています。酒造りの要となる仕込み水の質を追求し、この地に移転しました。同社は、清酒の「聖」なる価値を追求し、最高級の酒を通じて健康で楽しい生活の喜びを届けることを目指しています。
今回「SHIMENAWA」が導入されるのは、宮下酒造を代表する3銘柄です。これらの銘柄は、精米歩合を極限まで追求した超高精白酒であり、世界初の記録を保持しています。挑戦と研究を重ねてこだわり抜いた高級酒と「SHIMENAWA」を組み合わせることで、ブランドをより魅力的にする導線が構築されます。
例えば、空港の免税店で購入された日本酒が各国で開封された際、その情報が「SHIMENAWA」アプリとブロックチェーンに記録されます。これにより、どの国で需要があるかを把握し、マーケティング活動に活用することが可能です。世界中のファンがどこで日本酒を楽しんでいるかを知ることで、地域の特性に合わせた楽しみ方や飲み方の提案、酒の味の伝え方の工夫など、消費者の熱量に直接アプローチできると期待されます。
「SHIMENAWA」の提供価値
「SHIMENAWA」の導入は、真贋証明機能に加えて、酒瓶のラベルには収まりきらない日本酒の奥深いストーリーをデジタルコンテンツとして消費者に届けることを可能にします。最高級の日本酒を嗜む際に、スマートフォン一つで造り手の想いやこだわりに触れる体験を提供し、特別なひとときをさらに特別なものへと高め、ブランド価値を最大限に引き出します。これにより、日本酒のファンは再びその喜びを味わいたいと感じる、深く心に残る体験を得ることができます。

「SHIMENAWA」の主な機能
「SHIMENAWA」は、以下の機能を提供し、日本酒のトレーサビリティとブランド価値向上を支援します。
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真贋証明機能: 商品ごとのNFCタグに記録された固有IDと、ブロックチェーン上に記録された醸造情報が紐付けられ、日本酒の真正性を証明します。
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開封検知機能: 日本酒が未開封であることや、開封された瞬間を地図上で証明します。これにより、開封された時期や場所のデータを取得し、酒造会社のインテリジェンスな経営に活用できます。
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正規品管理機能: NFCタグに付された固有IDに出荷先情報を紐付けし、データベースで管理します。不正な横流しの抑止効果や、不正流通品の出どころ傾向の把握に役立てられます。
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ファンマーケティング機能: 日本酒の購入・開封登録後に限定画面を表示し、限定サイトへの誘導やNFT(非代替性トークン)の配布を通じて、顧客ロイヤリティの向上を促進します。
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デザイン・コンテンツ管理機能: 「SHIMENAWA」アプリの画面デザインやコンテンツを、利用企業が独自に作成・変更・更新・管理できます。これにより、自社ブランドの統一感ある表現が可能です。
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入出荷・在庫管理機能: RFIDタグを活用し、商品や資材の入出庫・在庫管理、棚卸し作業を効率化します。作業時間の短縮、ミスの削減、正確な在庫管理を実現します。

※1 「ブロックチェーン」は、電子署名とハッシュポインタによる耐改ざん性のあるデータ構造を利用し、データの変更履歴をネットワーク上で共有することで、価値の保存を可能とする技術です。
※2 「NFCタグ」は、物理的資産に固有IDを付与し、ブロックチェーンに記録された資産情報と強固に紐付けるHF帯(近距離無線通信)の技術です。
※3 「NFT」は、Non-fungible tokenの略称で、ブロックチェーン上に記録される一意で代替不可能なデータ単位を指します。特定のデジタル資産や現物資産、およびその使用ライセンスや権利に関連付けることが可能です。
※4 「SHIMENAWA」では、株式会社Uni Tagと共同開発したロゴ入り専用NFCタグを採用しています。
関連情報
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宮下酒造株式会社: https://www.msb.co.jp/
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SBIトレーサビリティ株式会社: https://www.sbitraceability.co.jp/
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株式会社Uni Tag: https://www.unitag.co.jp/


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