enechainがシリーズB追加ラウンドで50.5億円を調達
株式会社enechainは、Coreline Venturesをリード投資家とするシリーズBの追加ラウンドにおいて、第三者割当増資および大手銀行からの追加長期借入(リファイナンス含む)により、総額50.5億円の資金調達を完了しました。
この調達により、グループ全体の累計調達額は数百億円規模に達しています。また、グループ会社であるeClearおよびeXstendは、合弁パートナーである株式会社三菱UFJ銀行や株式会社三井住友銀行から資金調達を含む支援を受け、強固な事業基盤を確立しています。

累計取扱高3兆円を突破し、事業を拡大
enechainは、電力から燃料、環境価値に至るまで、あらゆるエネルギー価値を交換できるフェアなマーケットを通じて、日本の経済発展と持続可能な社会の実現を目指しています。
2024年4月のシリーズBラウンド資金調達以降、主力の卸電力取扱高は累計3兆円を突破しました。特に、直感的で迅速な取引が可能な「eSquare Live」経由のスクリーン取引高は、前年比25倍超の成長を記録しています。
また、電力取引における与信リスク低減・決済基盤として、三菱UFJ銀行が資本参画する合弁事業「eClear」を推進し、取引の安全性と確実性を高めています。さらに、株式会社三井住友フィナンシャルグループとの合弁会社「株式会社eXstend」では、燃料取引におけるヘッジ機会を提供し、燃料価格変動リスクへの対応と事業者の安定経営を支援しています。これらのジョイントベンチャーは順調に事業を立ち上げ、市場参加者の取引を広範囲にわたって支えています。
資金使途:グローバル機能開発、セキュリティ強化、AI活用を推進
今回の資金調達は、AIの急速な発展や電力制度改革が進む中で事業成長を確実なものとし、エネルギーという社会インフラを支えるマーケットプレイスとして、市場参加者がより快適かつ安全に利用できるプラットフォームを構築するための投資強化を目的としています。主な資金使途は以下の通りです。
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eSquare Liveへの更なる投資
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今後3年間でeSquare Liveへの投資を強化し、エネルギー取引におけるユーザー体験を世界水準へ引き上げます。
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電力に加え、環境価値などの関連エネルギー商品やデータをeSquare Liveに集約し、将来の取扱商品の拡張や機能追加が容易なプラットフォームへと進化させます。
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取引機能を追加・高度化し、グローバル最高レベルのUIUXとインフラ信頼性・可用性を備えたプラットフォームを実現します。
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需給管理やリスク管理といった関連する第三者システムとの連携を拡大し、eSquare Liveを中心としたエコシステムの強化とユーザーの業務効率化を推進します。
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AIのプロダクト実装とAIラボの設立
- プロダクトへのAI組み込みを加速させ、市場参加者の利便性を向上させます。また、膨大な取引データの解析による価格予測や取引プロセスの自動化など、最先端AI技術を研究・社会実装するAIラボを設立します。
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最高水準のセキュリティ構築
- エネルギーという国家の根幹を支えるマーケットプレイス運営の責任を果たすため、サイバーリスクに対応すべくセキュリティ基盤に大規模な投資を行います。市場参加者が最も信頼して取引できる堅牢なプラットフォームを構築します。
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非連続な成長に向けたM&Aの検討
- 自社開発による成長に加え、エネルギー業界のDXを加速させる周辺領域でのM&Aも積極的に検討し、マーケットプレイスを核としたエコシステムの拡張を進めます。
関係者コメント
enechain代表取締役の野澤氏は、Coreline Venturesをはじめとする投資家への感謝を述べ、今回の増資により資本金がおよそ100億円に達し、強固な財務基盤を得たことを強調しました。今後はM&Aを含む大胆な施策を検討し、非連続な成長を実現していくとしています。また、急速に進化するAI技術への投資を加速させるとともに、スクリーン取引に注力することで市場のあり方そのものを変革する方針です。日本発でグローバルレベルのプラットフォーム実現を目指す意向を示しました。
Coreline Ventures共同創業者兼ゼネラルパートナーの原 健一郎氏は、Corelineのスピンアウト前からenechainに投資しており、今回で3回連続のリード出資であることを言及しました。野澤氏が目指す「公正かつ透明な取引所」の実現に向けて、システム、制度、流動性が着実に確立されてきたことを評価しています。エネルギー・電力の安全保障上の課題が顕在化する中で、enechainがエコシステムにおいて果たす役割の重要性が増していると認識しています。また、enechainチームの深い業界知見、複雑な制度設計、ステークホルダーとの高度なマネジメント、適切なコンプライアンス遵守、そして高いシステム開発力を兼ね備えた能力を高く評価し、enechainが「電力が安定的に安価に供給される」ために不可欠な市場インフラとなることを期待しています。
シリーズB追加ラウンドの投資家一覧
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Coreline Ventures
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DCMベンチャーズ
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Minerva Growth Partners
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JPインベストメント(JPインベストメントグロース合同会社を運営者とするJPS グロース・インベストメント投資事業有限組合)
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米Soros Capital Management
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みずほキャピタル株式会社
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三菱UFJキャピタル株式会社
enechainは今後も、誰にでも開かれた、より大規模かつ利便性の高いマーケットの創出に向けて邁進していく方針です。
詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。


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