主要17業界の「男女賃金差異」実態を徹底調査:格差最小はエネルギー資源、最大は銀行

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人的資本調査で明らかになった主要17業界の男女賃金差異

株式会社エフペリが運営する人的資本データ分析プラットフォーム「Career Reveal」は、東京証券取引所の主要株価指数構成企業(Core30、Large70、Mid400、2025年10月改定前)を中心とする主要企業を対象に、公開情報に基づく人的資本KPIを17業界に分類し、2025年の「男女賃金差異(女性の賃金を男性=100とした割合)」を比較分析しました。

本調査は、業界ごとの平均値を整理することで、雇用慣行や職種構成といった業界構造に起因する差異を明確にしています。

調査サマリー

  • 男女賃金差異(全体平均)は67.7%でした。

  • 業界平均では52.6%〜76.7%と大きな幅があり、業界ごとの構造差が鮮明です。

  • 17業界の中で、相対的に高水準にある業界群と、低水準にとどまる業界群が確認されました。

男女賃金差異:業界別の分布(2025年)

2025年の業界別平均(女性の賃金/男性の賃金)は以下の分布を示しています。

2025年 業界別 男女賃金差異

  • エネルギー資源:76.7%

  • 医薬品:76.0%

  • 自動車・輸送機:74.5%

  • 商社・卸売:59.2%

  • 銀行:52.6%

この指標は、同一労働同一賃金の是非を直接示すものではなく、職種構成、等級構造、勤続年数分布、管理職比率など、複合的な要因が反映される点に留意が必要です。一方で、業界別に比較することで、自社の立ち位置(業界平均との差)を把握し、施策の優先順位を検討する手がかりとなります。

人事・経営企画にとっての示唆

男女賃金差異は、単独で結論づけるのではなく、以下の要素とセットで扱うことで実務に落とし込みやすくなります。

  • 等級・職種・コース別(総合職/一般職等)の分解

  • 管理職・非管理職の構成比

  • 新卒/中途の採用構成、配置転換・育成パス

  • 育休取得や柔軟勤務などの制度利用と、昇格・評価の連動

Career Revealは、公開情報に基づく人的資本KPIを横断的に整理・可視化し、企業の人的資本経営、投資家の分析、就職・転職活動における情報収集を支援しています。

調査概要

  • 対象:東証「Core30」「Large70」「Mid400」(2025年10月改定前)を中心とする主要企業

  • 業界分類:17業界

  • 対象年:2025年期(一部2024年期)

  • データソース:有価証券報告書

  • 指標:男女賃金差異(女性の賃金/男性の賃金、%)

    • 指標ごとに開示企業ベースで集計

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